事前の準備
・事前の準備に当たってはすでにTKOさんのロドスタは空中浮遊なのでアーム類を外してもらい、某秘密基地にて
作業が執り行われた。今回使用した道具類はこんなところ。
そうそうリヤのハブ周りにあるブッシュについては、ハブからドラシャを外ずす必要がありそうだったので、面倒
なのもあって止めた。ドラシャ付いたままで作業することとした。
尚、今回使用したブッシュ類は某有名サイトのM2も使っていたといわれている純正+MS部分強化とした。
・新品のブッシュ(お約束の22箇所)
・グリス(種類は独自に増調剤やベース油を選定した)。”防錆”、”低摩擦動μ”、”耐熱性”、””
・リューター
・サンドペーパー
・潤滑剤(CRC−556)
・サビチャンジャー
・シャシブラック
・ハンドプレスや油圧プレス
・圧入ジグ
どこのアーム類もそうでしたが手順として私はこんな感じに進めました。真似されて失敗しても責任は取りませんの
であしからず。
1)古いブッシュのミミを切る
2)古いブッシュとアームの内径部に潤滑剤を吹き付ける
3)古いブッシュを圧入機で抜く
4)オールドタイマーを頭に思い浮かべながら錆取りを行なう。特に錆を落としたらまずはシャシブラックを拭き付ける。
取り切れない部分は錆は無理して取らずサビチャンジャーで参加皮膜を作る。
5)新しいブッシュの圧入部やアームのブッシュ圧入部にグリスを塗る。
リヤアッパーアーム
・上記手順の1)の通り、アッパーアームに付いている古いブッシュのミミをカッターで切り落とします。
この作業をしないと、プレス側から余計な引っ掛かりが出てしまい、素直に抜けません。場合によって、曲がって抜
けようとする為に大変です。(経験済み)
同様に引き抜き側もミミがあってはジグと干渉してしまい、抜けないのでカットが必要となります。
で、抜いたところ錆が発生!
そうしてもブッシュが圧入されていないところは空気に触れたり、劣化したブッシュから水とが進入して錆びてしまう
んでしょうね。
ちなみにアッパーアーム部の錆はそんなにひどくなかったのでペーパーでさらっておきました。当然、水ではやりません。
また錆びちゃうから(笑)。ここまでかけば何でやれば判りますかね?後々の事も考えると錆びさせたくないし。
錆が取れたら脱脂して、シャシブラックで塗装しておきます。で完成!
あとはブッシュの圧入です。整備要領書に従って作業するならば石鹸水ですが、水が残ってしまって万が一錆びたらいや
なのでグリスをブッシュ及びブッシュが圧入される部分に塗っておきました。
当然、グリスもそのベース油や添加剤を考慮して選定しました。ナイショです。で、アッパーアームのブッシュはハンド
プレスで圧入。こんな感じ。
完成!
リヤロアアーム
・リヤロアアームも同じ様に作業していきます。
ミミ落とせばこんな感じになります。
同じ様に古いブッシュを抜いて、錆とって・・・・うっ!すげぇ錆だ!
どうやらココはブッシュがずれるので相当、水やら空気に触れたのでしょう。
どう見てもペーパーでは取り切れない!ので、リューター登場!
キュイーン♪
取りきりました!!!
ここまで来ればシャシブラックを塗って、グリスを塗って圧入工程へ。
で、ロアアームは流石にハンドプレスに乗らなかったので油圧プレスで・・・・もアクロバティックな感じで圧入。
タイヤ側
サブフレーム側も
プチ完成!
プチ完成です♪あとは、ナックル部(ドラシャ付きの部分)だけです。新旧ブッシュの競演!
<追記>ナックル部
・残念ながら画像が無いです。この状態で作業です。あとは一緒(笑)
ドラシャくっ付いていたのでアクロバティックな体制で圧入作業です。一人では出来ません。今回はTKOさんとの
共同作業で完成!
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