事前の準備
・前回の”ベアリングキャップボルト伸び事件”発生に伴い、新たに下記品物を追加手配!
品名 :フランジ ボルト
部品番号:9979-61-050A
本数 :4本
改めて書くと、整備要領書が間違っていた。
【正】
規定トルク:37〜52N・m(3.8〜5.3kgf・m)
【誤】
規定トルク:6.9〜9.1kg・m
大分、数値が違うんですけども・・・・( ̄ω ̄;)
ベアリングキャップボルト交換
と言う事で、さくっ!っとベアリングキャップボルトを外す。
外したら、新品のボルトと交換。
おぉさすが新品のボルト・・・・えっ?ヘッド部の刻印が無くなっている。
左が今回新品発注できたボルト。右がデフについていたボルト。コスト低減なのでしょうか?(笑)
伸びたボルトを外せば、後は新品を組むだけ。と言っても伸びたボルトをいきなり二本ただ外しちゃダメ。
マツダ速度デフマウントの圧入
大分待たせてしまったデフマウント!
この松田速度のデフマウントは何故か松田純正品よりも安い。何でだろう?
TKOさんのインプレによってはオイラも松田速度品にしようっと♪
ぱっと見は全く純正と変わらない。なぜなら”型”が一緒だから(^^ゞ
ここで意外な落とし穴を一点。
ユーノスロードスタ−の1600を購入時に整備要領書を購入したオイラ。なんとなくTKOさんのデフマウントと整備書
を見比べてみると、マウントの圧入位置が90度ずれている!
で、先般マツダツナギさんから頂いた整備要領書を確認すると・・・・・
なんと!初版の整備要領書はデフマウントの圧入方法が間違って載っている!
全く、圧入方向が違うし(笑)。
【初版:間違い】
【改訂版:正解】
じゃぁ組んでみよう(・∀・)ノ
油圧プレスでまっすぐ圧入。ヲイラはブッシュにリチウム系のグリスをヌリヌリして圧入した。このグリスなら汎用性も高いので
問題ないでしょう。
であっさり終了。
歯当りの確認
・正直、自分でも始めての歯当り確認!と言ってもドラピン&リングギヤ&バックラッシュを以前の値を踏襲しているので
変わる理屈が無い。でも心配なので一応確認してみた。
仕事上、アウトプット側にジグを噛ませて、負荷をかけながら2人組みで歯当りを確認している姿は見ていたのでなんとな
くはやり方が頭に入っている。でもやった事が無いので先輩に電話して確認。あっさり解決(笑)
ちゅうことで、まずはリングギヤに光明丹を薄くぬりぬり。
なぜかコースト側を確認している俺。はい、間違いました(笑)
リングギヤにはこの当りで判断なんて来ませんね。
再度、ドライブ側で歯当り確認!!!!
画像じゃ見づらいけど、綺麗なフランク当り(もちろん微妙に・・・・当り。負荷が掛かると・・・・だからね。)
まぁ、会社の先輩に聞いた通り、微妙に・・・当りになっていて実際の負荷が掛かった時には良い当りになるでしょう。
合わせ面について
・ついでにデフのアルミ側とスチール側の合わせ面をオイルストーンで今一度面が出ているか確認した。
結果として異常なし。あぁ良かった♪
もちろんスチール側も同じ様に実施♪こっちも問題なし。
サイドシャフト側オイルシールの圧入
・特に問題にもなることは無いだろうと思っていたオイルシールの圧入。意外と時間掛かりました(笑)。
とは言っても、上手く合うようなジグがなかっただけ。あぁこんな時本社なら・・・・・
なけりゃぁ無いで奥の手を・・・その昔、先輩に教わった方法です。
古いオイルシールをジグとして使えばバッチリ♪
微妙に斜めっちゃったのだが何とか修正して完了♪
そして完成!!
・そして、アルミ側とスチール側の合わせ面に液体ガスケットを塗布して面を合わせてボルトを規定トルクで
くみ上げて終了。
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